日本２−０ペルー
１日遅れですが昨日の試合の感想。この試合、日本代表は中村・高原の欧州組を召集し、中澤も復帰。現段階での真のベストといえる布陣。先発メンバーを見ると１１人中８人がドイツＷ杯の代表で、Ｗ杯以降新戦力を積極的に起用してきたオシム監督ですが、やや時計の針が逆に進んだ感を受けるメンバーでもあります。
さて、試合は前半・後半に中村のＦＫから巻・高原がゴールを決めて２−０の快勝。特に高原のシュート前のトラップは見事。日本人のトラップであれだけ見事なトラップというのは今まで見た記憶が無い。欧州から呼んだ中村と高原が得点にからんでオシムの用兵はとりあえず成功。しかし、この得点シーン以外は２人ともあまり見せ場が無かったのも事実。特に試合中左サイドは駒野が何度も攻めあがってきたのに、右サイドの加地がほとんど攻めあがれなかったのは前のポジションの中村との連携が上手くいってなかったのかも。そういう意味でも「ＦＫ」という強力な武器はあるけど流れの中では有効に機能しない傾向がある中村は、やはり今の日本代表の「ジョーカー」と言えるかも。
