イタリア２ー１ベルギー
「事実上の決勝戦」の声もたかかったこの1戦。ベルギーはデブライネは先発でしたが、アザール兄はベンチスタート。
試合はイタリアがボールをキープして攻め、ベルギーがカウンターを狙うという、両国のイメージとは逆の展開。そして、20分ごろのボヌッチのゴールはオフサイドで取り消されたものの、30分ごろにバレッラのゴールでイタリア先制。前半終了間際にもインシーネのゴールでイタリアに追加点が入るものの、その直後にベルギーがPKをゲット。これをルカクが決めて1点差に。
後半も同じような展開が続き、両チームとも何度か決定機をつかむもののゴールを決められない。残り時間10分くらいからはベルギーが猛攻を仕掛けましたがゴールを奪えず。イタリアが２－１で勝利し、ベスト４進出を決めました。
優勝候補同士の対戦ということで、見ているほうも力が入った好勝負でした。ベルギーはやはりケガ明けのデブライネがベストコンディションじゃなかった感があったのが大きかったですね。これでイタリアはグループリーグから5連勝ですが、すべて真っ向勝負で相手をねじ伏せての勝利。イタリアと言えば「ヨレヨレの内容だけど、終わってみれば勝っている」というイメージが強かっただけに、今大会の「普通に強いイタリア」というのは意外であり驚きです。
スペイン１－１（PK3-1）スイス
前の試合を延長まで戦った両チームの対戦は、再び延長、そしてPK戦にまでもつれる試合となりました。
試合立ち上がりはややスイスが押し気味でしたが、8分にアルバのシュートがスイスDFのオウンゴールを誘いスペインが先制。その後は一進一退の攻防となり、両チームとも決定機を掴めない。しかし、後半20分過ぎにスイスはエースのシャキリのゴールでようやく同点。これで流れはスイスかと思ったのですが、30分ごろに退場者を出してスイスは1人少ない展開に。
その後はほぼ1人多いスペインのペースになりましたが、GKゾマーの最後の砦を崩せない。試合は延長に入りましたが、両チームともゴールは奪えずPK戦に。PK戦では1人少なかったスイスが疲れ果ててたのか3人失敗。スペインの勝利となり、ベスト４進出を決めました。
PK戦に突入した時はまたスイスかと思ったのですが、もう余力は無かったですね。1人少なくなって、エースのシャキリを下げざる負えなかったのも誤算だったかと思います。
