今大会好調のイングランドですが、この試合も開始わずか4分にケインのゴールで先制。その後はウクライナが反撃に出るものの、今大会無失点のイングランドの堅守を崩せない。逆にイングランドは後半開始早々マグワイアのヘッドで追加点。更にその直後にケインがまたもゴールを決めて試合はほぼ決まり。途中交代で入ったヘンダーソンもダメ押しゴールを決め、イングランドが４－０で快勝。ベスト4進出を決めました。
元々地力の差はあったと思いますが、予想以上のイングランドの圧勝。イングランドは決勝トーナメントに入り、更にギアが上がった印象。結果論ですが、「死のグループ」に入ったフランス、ポルトガル、ドイツがグループリーグで消耗してベスト１６で敗退したのに対し、比較的楽なグループだったイングランドは決勝トーナメントにピークを持ってきた印象ですね。特に、グループリーグでノーゴールだったエースのケインが決勝トーナメントに入って2試合で3ゴールというのは大きい。無論、グループリーグから5試合連続無失点というマグアイワを中心としたDF陣も見事。この勢いなら優勝の可能性も十分ありそう。
ダークホース同士の一戦。試合開始わずか5分ごろにCKからディレニーのヘッドでデンマーク先制。チェコは試合にまだ入れてなかったか。その後は一進一退の攻防になりましたが、前半終了間際にカウンターからドルベアのゴールが決まってデンマーク追加点。
デンマーク2点リードで折り返した後半はチェコが猛攻。開始直後に今大会絶好調のシックがゴールを決めて1点差に。その後は再び一進一退の攻防となりましたが、両チームともゴールは奪えず。デンマークが２－１で勝利し、ベスト４進出を決めました。
両チームの力は拮抗していて、見ていて面白い試合でした。結果的にチェコは試合の入り方が悪かったのがすべて。一方のデンマークは初戦の「エリクセンショック」からよく持ち直してベスト４まで来たと思います。
