クロアチア３−１アイルランド
雨の中行われたダークホース同志の対戦は試合開始僅か２分にマンジェビッチのゴールでクロアチア先制。２０分頃にＦＫからのゴールでアイルランドが同点ゴールを奪うものの、試合は終始クロアチアペース。前半終了間際にイェラビッチがゴールを奪うと、後半開始直後に再びマンチェビッチが決めて３点目。その後も試合はクロアチアペースのまま両チーム得点は無く、３−１でクロアチアが勝利。よく、「前後半、最初と最後の５分は重要」と言われますが、まさにクロアチアはその時間にゴールを決めて、効率よく勝った印象の試合でした。
スペイン１−１イタリア
前回王者と古豪の注目対戦。布陣はイタリアがまさかの３バック、スペインはさらにまさかの(^^;)ゼロトップ。試合は予想以上にがっぷり四つの展開で、むしろ決定機はイタリアのほうが多い印象。それでも、前半は０−０で折り返したものの、後半１５分にバロデッリに代わって入ったばかりのディナターレがピルロの見事なパスを受けてイタリアが先制ゴール。しかし、その直後に今度はシルバのパスからセスクがゴールを決めてスペイン同点。その後は再びこう着状態に。イタリアはジョビンコ、スペインはトーレスを投入するものの流れは変わらず。試合は１−１のままで終了。
スペインのゼロトップはもちろんバルセロナのシステムをベースにしたものですが、バルサのゼロトップはあくまで「メッシありき」のもので、やや機能して無かった印象。むしろこの試合はイタリアの力強さのほうが印象に残りました。スペインＧＫカシージャスの再三のファインセーブがなければ勝っていた可能性は十分。この調子ならひょっとしたらひょっとするかも。
