というわけで、スペインリーグはバルセロナが優勝。正直、シーズン前はマルケス、トウーレ、チグリンスキーらＤＦの選手が大幅に抜けたこともあり、今シーズンは優勝は難しいと思っていたのですが、そんな事を全く感じさせない圧倒的な強さでの優勝。実際、ＤＦ陣はプジョル、アビダル、ミリートらケガ人、病人が相次ぎ、本来ボランチのブスケス、マスチェラーノをＤＦで起用するケースも何度もありました。しかし、今シーズンも絶好調のメッシ、新加入のビジャ、そしてペドロの「ＭＶＰ」の3人を中心とした圧倒的な攻撃力は、守備の不安を全く感じさせませんでしたね。
そのバルサの対抗馬と誰もが思っていたレアル・マドリー。今シーズンはモウリーニョが監督に就任、エジル、ディマリア、ケディラら若くて有望な選手が多く加入して期待されたものの、バルサとは大差の2位。特に、最初のクラシコでの０−５の大敗は私もショックでした。両チームにここまで差があるのかと。2度目のクラシコは徹底的に守備的な戦術で、それもなんとかドロー。国王杯の決勝では、守備的な戦術のうえ延長の末にバルサを下したものの、正直今のメンバーで90分でバルサに勝てないなら、一体どうすればバルサに勝てるのかと思ってしまいます。
この２チーム以外は予想通り優勝争いには全くからまず。当分スペインリーグは優勝はバルサとレアルの2強が争い、それ以外のチームはＵＣＬ&ＵＥＬ出場権を狙うという形が続きそうな予感です。
