ボルドー1−0リヨン(2試合合計3−2でリヨン勝ち抜け)
試合は意外にもアウェイのリヨンペースでボルドーはセットプレイくらいしかチャンスが掴めない。それでも、前半終了間際にシャマフのゴールでボルドー先制。もう1点取ればアウェイゴール数で勝ち抜けるボルドーでしたが、リヨンGKロリスのファインセーブに阻まれ追加点ならず。結局リヨンが初戦の貯金をキープして逃げ切り、準決勝進出。
しかし、リヨンはジュニーニョらがいてフランスリーグを連覇していた時はチャンピオンズリーグはベスト8の壁を破れなかったのに、ジュニーニョが去り、フランスリーグ優勝を逃した今シーズン、初のベスト4進出を達成したのは皮肉な印象です。
マンチェスター・ユナイテッド3−2バイエルン・ミュンヘン(2試合合計4−4、アウェイゴールでバイエルン勝ち抜け)
いやホント、予想外の展開・結果になった試合でした。
まずこの試合、ユナイテッドの先発にケガで数週間復帰は無理と思われていたルーニーの名前があったのに驚き。そして、試合立ち上がり僅か2分にギブソンのゴールでユナイテッド先制という1stレグと同じような立ち上がり。更に7分にはナニがヒールでのシュートを決めて追加点。その後も試合はホームのユナイテッドペースで進み、40分にはナニがまたもゴール。この時点で2試合合計3−1となり、ユナイテッド楽勝かと思ったのですが、その直後にオリッチが反撃のゴール。そして、後半立ち上がり5分にユナイテッドのラファエルが2枚目のカードで退場。結局、これがこの試合の明暗を分ける結果に。ユナイテッドはルーニーを下げて、オシェイを投入しゼロトップ的な布陣にしたものの、さすがのユナイッテッドをしてもバイエルン相手に1人少ないのは厳しい。徐々に試合はバイエルンペースとなり、残り時間15分のところでCKからのボールをロッペンが見事なボレーシュートでゴール。これで、アウェイゴールでバイエルンが上に。ユナイテッドはギグス、ベルバトフを投入するもののゴールは奪えず。この試合はユナイテッドが勝ったものの、↑に書いたようにアウェイゴールでバイエルンが勝ち抜け、準決勝進出。
終わってみれば1stレグのロスタイムのオリッチのゴール、2ndレグのラファエルの退場、この2つで全てが決まったかと。本当に、ユナイテッドが前半で3点取った時はこれで決まりと思ったのですが、チャンピオンズリーグのアウェイゴールルールの醍醐味を味わえた試合でした。そして、これでここ数年ベスト4に3チームを送り込んできたプレミア勢は久々にベスト8で全滅という結果になりました。