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リーガエスパニョーラ

 サッカーのスペインリーグは昨夜最終節。前節まで首位のレアル・マドリーが最終節も勝利し逃げ切りで4年ぶりの優勝を果たしました。しかし、レアルは危ない試合でした。前半15分にマジョルカに先制され、30分にはファンニステルローイがケガで交代。それでも、後半22分頃に交代で入ったレジェスがすぐに同点ゴールを上げると立て続けに2点を追加し3−1での逆転勝利。リーガ終盤の勝負強さを象徴するような試合でした。
 それにしてもやはりカペッロはスゴイとしか言いようが無い。守備的な戦術を批判されながらも、最終的には結果を残しました。それもいわゆるギャラクティコと呼ばれたスター軍団から若手中心のチームに切り替えつつある中の勝利。ロビーニョレジェス、ガゴ、イグアインセルヒオ・ラモスら20代前半のプレーヤーが今後成長すればレアルは新たな黄金期を築けるかも。そして、この優勝を誰よりも喜んだのはこの試合を最後にチームを去るベッカムでしょうね。「ベッカムが加入してからレアルは無冠」と散々言われてきただけに。無論、ベッカムもまたギャラクティコ路線の犠牲者の1人だった訳ですが。
 一方、3連覇を逃したバルサ。といっても勝ち点はレアルと同じでレアルとの直接対決の結果(1敗1分)での2位。得失点差は圧倒的にバルサのほうが上で、レギュレーションが違えばバルサのほうが優勝してたということで悔しさもひとしおでしょう。直接的には前節のエスパニョール戦で土壇場に同点に追いつかれたのが響いたわけですが、長い目で見ればやはりエトーがケガで不在の期間が長かったのが大きかったですね。どこかで勝ち点をもうひとつ増やしていたら優勝してた訳ですから。そこがシーズン通じてファンニステルローイはほぼフル出場だったレアルと最後に差がついてしまったかと。