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リバプール・’22-’23シーズンレビュー&来シーズン展望

 今シーズンのリバプールは国内リーグ5位でUCL出場権を逃し、無冠。クロップ就任後最悪のシーズンになりました。

 原因は(1)怪我人(特にFW)の多さ、(2)シーズン前・途中に中盤を補強しなかった、(3)クロップ采配がややマンネリ気味、の3つだと思います。

 (1)に関してはある程度仕方ないところはありますが、2シーズン前はDF陣にけが人が相次いだことを思うと、現在のリバプールのメディカルスタッフに問題があるのではと思ってしまいます。

 (2)は今シーズン最大の低迷の要因。シーズン前から明らかに中盤のタレントに不不安があったのに、補強はレンタルでアルトゥールのみ。その彼もケガで1シーズンほぼ試合に出れず。更に冬の移籍市場でどう考えても応急手当てが必要なのに、中盤の補強をしなかった。

 (3)に関しては、クロップが4-3-3にこだわりすぎた印象。前線から中盤にかえて怪我人が相次いだのだから、状況に応じて4-2-3-1やほかのシステムも模索すべきだったと思います。

 来シーズンに関しては、まずクロップについては「消極的続投論」。↑に書いたように、彼の采配もマンネリ気味なのですが、といって現状世界に彼以上の監督は見つからない。それこそグアルディオラアンチェロッティくらい。ツイッターのほうに書いたように、ナポリ退任が有力視されるスパレッティは面白いと思いますが。

 補強に関しては中盤はマスト。ベリンガム撤退の噂は残念ですが、そのお金である程度の選手2人以上取れればOK。現在噂に上がってるマカリスター、マウント、更にはバレッラ、ライス、ヌネス、カイセドあたりから2人以上取れれば嬉しい。その2人プラス、ファビーニョと若いエリオット、ジョーンズ、バイチェビッチを中心に中盤を回し、ヘンダーソンを今までのミルナーのようにクローザーに使用し、フル稼働の難しいチアゴスーパーサブ的に使えばいいと思います。

 それ以外のポジションはとりあえず無理に補強する必要はない。無論、怪我人が今シーズンのように出ないことが前提ですが。サラーの控えとCB、右SBは1枚取れればそれに越したことはないですが。

 ともあれ、来シーズンのリバプールは「4位以内」がノルマ。そしてプレミアリーグヨーロッパリーグFAカップリーグカップのうち最低ひとつ優勝、「4冠」を目標にしてほしいと思います。