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サッカー・プレミアリーグレビュー

 イングランドリーグはマンチェスター・シティの優勝が決定。これでシティは3連覇、この6年で5度の優勝。数年前まではプレミアリーグは5大リーグ中でも1番優勝が分からないリーグといわれてましたが、近年は1強の「ブンデス化」が進んでいる印象。今シーズンのシティはただでさえ欧州屈指の完成度を誇るチームに欧州屈指のストライカー、ハーランドが加入。シーズン通してGKエデルソンのプレイを思い出せないほどの安定した戦いぶりだったと思います。

 終盤までそのシティを抑えて首位だったアーセナルは、やはり最後のは層の薄さと優勝争いの経験値のなさが響いた。特に終盤、富安、サリバらDF陣にけが人が相次いだのが大きかった。それでも、ウーデゴール、サカ、マルティネッリら若手中心のチームは魅力的だったし、シーズン前の目標が「4位以内」だったことを思えば十分な結果だったと思います。

 この2チームとともにUCL出場権を獲得しそうなのはニューキャッスルマンチェスター・ユナイテッドニューキャッスルの躍進は意外。チームが大金持ち(?)に買い取られたとはいえ、かつてのチェルシーやシティのようにビッグネームを乱獲した訳でももないだけに。UCL出場権を獲得して、ビッグネームの獲得に本腰を入れれば今後脅威。ユナイテッドは新監督テンハークの指揮はもちろんですが、カゼミロの加入でチームが攻守ともに安定した印象。さらに不満分子となったロナウドを放出したことで、ラシュフォードがエースとして覚醒したと思います。

 UCL出場権を獲得できなかったものの、検討したのはブライトンとアストンビラ。ブライトンはシーズン中にポッター監督をチェルシーに引き抜かれたものの、三苫、マカリスター、マーチ、カイセドら若手が躍動。ビラはエメリが途中就任してから好調。やはりエメリは中堅チームの監督が合ってるよう。

 それに引き換え残念なシーズンだったのは、ビッグ6の残り3つ、リバプールトッテナムチェルシーリバプールに関してはシーズン終了後改めてじっくり語る予定ですが、シーズン中にともに2度の監督交代のあったトッテナムチェルシーは本当にグダグダ(^^;)。トッテナムは、完全にケインが孤軍奮闘。チェルシーはシーズン前、シーズン中を通じてスターリング、オバメヤン、フェリックス、ムドリク、フェルナンデスら大量に選手を補強したものの、かえってチームは機能せず。この両チームは新監督を迎えると思いますが、よほど新監督の力量がないと低迷期に突入するかも。