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サッカー・欧州選手権プレビュー

 先週末に開幕した南米選手権に続き、今週末には欧州選手権が開幕。前回書いたように、今回から欧州選手権の参加国が16カ国から24カ国に拡大されましたが、個人的には欧州選手権のウリが「レベルの高さ」「密度の濃さ」「全部死のグループ」だということ思うと、16カ国のままのほうが良かったと思います。
 さて、優勝候補の1番手に推したいのは先日までFIFAランキング1位だった(現在は2位)のベルギー。エースのアザールがシーズン終了間際にようやく本来のコンディションを回復。そして、攻撃陣は彼以外にもルカク、デブルイネ、フェライニ、ヴィツエル、ナインゴランらと多士済々。DFの要であるコンバニが怪我で不在なのは不安材料ですが、最後尾にはノイアーに次ぐ「世界NO.2GK」候補の1人クルトワが控える。過去の欧州選手権ではデンマークギリシャといった伏兵が優勝したこともあり、ベルギーにも十分可能性はあると思います。
 対抗1番手はやはり世界王者ドイツ。クローゼ、ラームらは代表引退したものの、ミュラーエジル、クロースら攻撃陣の主力はまだまだ選手として伸び盛り。そして、世界NO.1GKノイアーとCBのボアテングフンメルスのトライアングルの守備陣はまさに「鋼鉄の要塞」という表現がピッタリ。総合力ではやはり全チーム中NO.1だと思います。
 もうひとつの対抗は開催国フランス。エースのベンゼマは恐喝疑惑のため不参加ですが、中盤の主力ボグバが健在。そしてこ1年にグリーズマン、更には若手のコマン、マルシャルら攻撃陣が急成長。地元の大声援を得て優勝の可能性はあると思います。
 ダークホースにあげたいのは久々にビッグトーナメント出場のウェールズ。上位を狙うにはタレント不足とは思いますが、「戦術ベイル」による「ベイル無双」が見られることを期待したいです。