W杯ロシア大会も、残すところ準決勝2試合と3位決定戦、そして決勝の4試合のみ。いつものことですが、大会が始まると1か月があっという間ですね。
準決勝の顔合わせは「フランスvsベルギー」と「クロアチアvsイングランド」。残る4チームはすべて欧州のチームで、これで今大会の優勝チームは欧州ということが既に決定。かつてのW杯は’62年大会のブラジルから’06年大会のイタリア大会まで、44年にわたって南米の国と欧州の国が見事に交互に優勝していたのですが、’06年以降はイタリア、スペイン、ドイツ、そして今大会と4大会連続で欧州のチームが王座に。クラブワールドカップも圧倒的に欧州のチームが強いし、21世紀にはいってサッカーは完全に「欧州の時代」になった印象です。
さて、「フランスvsベルギー」は両チームとも強力な攻撃陣を持っているので、激しい打ち合いを期待したいです。フランスのムバッペが新たな伝説を作るか、ベルギーのルカク・アザール・デブルイネの「ミラクル3」がベルギーを初のファイナルに導くか注目。
「クロアチアvsイングランド」はクロアチアが2戦連続でPKにもつれ込む死闘を演じているので、体力的にイングランドやや有利か。イングランドがPKかセットプレイで確実にゴールをあげて勝ちそうな気がします。
この4チームのうちフランス以外は今世紀初のベスト4進出ということで、決勝がどのカードでもフレッシュなカードに。歴史や伝統を思えば「フランスvsイングランド」のカードが1番盛り上がりそうですが、「ベルギーvsクロアチア」のどっちが勝っても初優勝というカードも面白そうです。