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サッカーW杯・期待を裏切った選手&期待以上の働きをした選手

 今大会、1番期待を裏切ったのはやはりロナウジーニョでしょうね。大会前は「ロナウジーニョの大会になる」という声が多かっただけに。前にも書いたように、やはりバルサで1年間国内リーグとチャンピオンズリーグを戦った疲れが残っていたのと、バルサとはポジションが違ってフィットしなかったのかも。
 2人目はバラック。大会前「ドイツ優勝」を予想していた私ですが、それには「バラックが120%の状態でプレイすることが条件」と思ってました。しかし、大会前のケガの影響か、どの試合も精彩を欠き、最終的にノーゴール。彼の魅力であるミドルからの強烈なシュートというのが全然見られませんでした。もし彼が本調子なら、準決勝のイタリア戦も延長に入ることなく勝利できたかも分からない、私の予想通りドイツが優勝できていたかも。
 3人目はあえて優勝したイタリアからトッティ。彼もセリエAでのケガもあり、ベストの体調では無かったとは思いますが、今大会ではオーストラリア戦でのロスタイムにPKを決めた以外は目だった活躍が見られませんでした。リッピ監督は常に今回のチームを「トッティ中心のチーム」にしてきましたが、W杯の本大会では不調のトッティと心中すること無く、先発から外したり、途中交代させたりしてトッティに拘らなかったことが逆にイタリア優勝のひとつの要因だったと思います。
 逆に期待以上の働きをした選手の1番手は言うまでも無くマテラッティ。大会前からイタリアは「ネスタカンナバーロピルロの代わりがいない」ということが最大のアキレス腱だと言われてました。そして、その1人ネスタがケガで大会途中で離脱。しかしその代わりに入ったマテラッティチェコ戦でゴール。続くオーストラリア戦では退場してしまったものの、決勝のフランス戦では値千金の同点ゴール。ジダンとのトラブルに対する評価は微妙ですが、今大会1番のラッキーボーイ(という年齢でも無いですが)だったのは確か。
 2人目はリベリ。正直、大会前はフランスリーグでプレイしていることもあり、彼のことは全然知りませんでした。しかし、ベテラン揃いのフランスの中で、彼のサイドからの再三のドリブル突破、チャンスメイクは強く印象に残りました。結果的にジュリを外して彼をメンバーに入れたドメニク監督は正しかったですね。大会後はビッグクラブへの移籍もあるかも。
 3人目はグループリーグで敗退しましたが、アンゴラのGKジョアン・リカルド。グループリーグで強豪ポルトガルを1失点、メキシコを無失点に抑え、3試合で2失点は大健闘。チームにもっと得点力があればアンゴラのグループリーグ突破の可能性もあったかも。前にも書いたように彼は現在所属クラブが無い、「フリーター代表」(^^;)だったのですが、今大会の健闘でどこかのクラブから声がかかることを祈ってます。