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サッカー欧州選手権・総括&ベストイレブン

 一言で言えば、攻撃的なサッカー中心で面白かった大会だったと思います。「攻撃サッカー」が身上のスペインが優勝したのはその象徴だし、上位進出したのもほとんどが攻撃的なチーム。一方、前回同様守備的な戦いをした前回王者ギリシャはグループリーグ敗退。以前よりは攻撃的になったとはいえ、やはり守備重視のイタリアもベスト8止まり。そして、大会を盛り上げたのはダークホースとして準決勝まで進んだトルコ、ロシアの両チーム。特に、残り時間15分で2点差を逆転した「トルコvsチェコ」、延長後半ロスタイムに追いつきPK戦で勝利した「トルコvsクロアチア」、攻撃サッカーのオランダを延長の末粉砕した「ロシアvsオランダ」と、この両チーム絡みに名勝負も多かったです。
 最後に、今大会のベストイレブンを。
GK カシージャス(スペイン)
DF セルヒオ・ラモス(スペイン)
   ラーム(ドイツ)
   ペペ(ポルトガル
   パヌッチ(イタリア)
MF シュバインシュタイガー(ドイツ)
   ポドルスキー(ドイツ)
   シャビ(スペイン)
   セスク(スペイン)
FW ビジャ(スペイン)
   アルシャービン(ロシア)
 まずGKはブッフォンとの「欧州NO.1GK」対決となったPK戦を制して大会通じて安定したセービングを見せたカシージャス。SBは相変らず積極的な攻撃参加が目立ったセルヒオ・ラモスとラーム(ラームはミスも目立ちましたが(^^;))。CBは本来ならプジョルマルチェナのスペインコンビを選ぶべきかも判りませんが、そうなるとスペインの選手ばかりになるので(^^;)、開幕戦のゴールが印象的だったペペ、ネスタカンナバーロ不在の最終ラインを守ったベテランのパヌッチを選びました。MFはグループリーグの退場処分を取り返す活躍を決勝トーナメントで見せたシュバインシュタイガーと、MFにコンバートされ3ゴールを上げたポドルスキーのドイツ勢2人。そして、完全にチームのコンダクターとして今大会のMVPといっていいシャビと、戦術上の理由で途中出場が多かったけど出れば必ず仕事をしたセスクのスペイン勢2人。最後にFWはケガのため決勝には出れなかったものの得点王のビジャと、活躍したのは2試合だけだけどインパクトの大きさは今大会最大だったアルジャーヒンの2人を選びました。