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サッカー・W杯出場主要国考察(4)

 今日取上げるのは「万年優勝候補」(^^;)のスペインとオランダ。
 スペインは昨年開催された欧州選手権で圧倒的な内容で優勝。ブラジルとともに来年のW杯の優勝候補の筆頭にあげられてます。確かにメンバーを見てもビジャ、トーレスの2トップ、シャビ、イニエスタ、セスク、シルバ、アロンソらMF、そしてGKのカシージャスは世界最強といっていい。DFもプジョル、ピケ、セルヒオ・ラモスら選手は揃っている。純粋に戦力だけ見たら、ブラジルを凌いで出場32カ国の中で最強だと思います。ただ、長年W杯を見てきた私としてはスペインを「優勝候補」に推すのはどうしてもためらいがあります。過去、予選を圧倒的な強さで勝ち抜きながら、本大会であっさり敗退したスペインを何回見てきたか(^^;)。スペイン伝統の「勝負弱さ」が完全に払拭されたとはどうしても思えないんですよね。現に、今年開催されたコンフェデ杯でも格下のアメリカにあっさし負けているし。本大会でのスペインもグループリーグは楽勝で通過すると思いますが、ベスト8あたりであっさり負ける可能性が高いと思います。
 オランダは、攻撃陣に関してはカイト、フンテラールスナイデルファンペルシー(ケガが心配ですが)、ロッペン、ファンデルファールトとスペインに負けないくらいタレントが揃っていると思います。ただ、オランダのアキレス腱は守備陣。未だベテランのファンブロンクホルストに頼るDF、ファンデルサール復帰の声が絶えないGK、どちらも不安要素が多すぎ。恐らく格下の相手には圧倒的な攻撃力で圧勝すると思いますが、同格の相手には苦戦すると思います。結果的にはスペイン同様、ベスト8止まりが妥当なところかと。