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サッカーW杯結果&感想

イタリア3−0ウクライナ
 試合開始わずか5分で伏兵ザンブロッタが先制ゴール。その後もイタリアペースで前半終了。後半立ち上がりからはウクライナが猛攻を見せるものの、ブッフォンのファインセーブなどに阻まれ、逆にトニに2ゴールを決められて万事休す。優勝経験3回の国と初出場国の、伝統と力の差がはっきり出た感のあるイタリアの完勝でした。ウクライナはやはり今大会ケガ明けのシュフチェンコが万全で無い感を受けました。ベスト8に進出したものの、勝ったのはチュニジア、サウジといった格下で、イタリア、スペインといった強国には完敗。まだまだ世界のトップとの差を感じさせました。
 これで準決勝第1試合はドイツvsイタリア。’82年大会の決勝以来(当時西ドイツ)の本大会での対戦。恐らく1点を争う緊迫した、そして激しい試合になりそうです。
ドイツ1−1(PK4-2)アルゼンチン
 戦前は激しい打ち合いを予想していたのですが、前半はお互いほとんど決定機を掴めない展開。やはりこれがW杯準々決勝のプレッシャーなのでしょうか。しかし、後半立ち上がりにセットプレイからアジャラのゴールでアルゼンチン先制。その後、残り時間20分くらいのところでアルゼンチンはリケルメを下げてカンビアッソを投入して逃げ切りを図るものの、残り時間10分のところでクローゼが起死回生の同点ゴール。その後は両チーム再び決定機を掴めないまま延長戦突入。延長戦でも両チームゴールを奪えずPK戦に。PK戦では、やはり絶対の自信を持つドイツが全員成功、一方のアルゼンチンは2人失敗して、地元ドイツが勝利。ベスト4進出を果たしました。
 この試合の最大のキーは、やはりリケルメの交代でしょう。残り時間20分で逃げ切りを図るのは少し早すぎた。ましてや、今までアルゼンチンは攻撃に関しては完全にリケルメ頼りだっただけに、彼を下げると攻撃に起点が無い。更にはGKの負傷交代というアクシデントもあり、交代枠がひとつ減るという不運もあった。それが無ければ、メッシを投入して流れを変える手もあったはず。今日のペケルマン采配を見てると、前回のユーロでのポルトガルvsオランダで、2点リードしながらロッペンを下げて守りに入り、逆に3点取られて逆転負けしたアドフォーカート監督の采配を思い出してしまいました。
 一方、勝ったドイツはさすが勝負強いという印象。しかし、この試合もバラックがほとんど見せ場が無く、更には負傷を再発させた感があるのが気がかり。あと、DF陣が再三自陣でのパスをカットされてピンチを招いていて、次戦以降これまた気がかり。