というわけで、今シーズンの優勝はミラン。昨シーズンまでのセリエＡは長きに渡ってインテルの連覇が続いてましたが、ミランの優勝は実に７シーズンぶり。今シーズン前のミランはイブラヒモビッチ、ロビーニョ、ボアテングを獲得、更にシーズン中にはファンボメル、カッサーノを獲得。これら新戦力が十分に活躍し、ピルロ、ガットゥーゾ、インザーギらベテランがケガ等でフル出場できなかった穴を十分埋めたと思います。
一方、連覇を逃したインテルですが、やはりチャンピオンズリーグを制した昨シーズンがチームのひとつのピーク。そして、モウリーニョが退団し、代わって監督に就任した（すでに辞任）ベニテスがチームをまとめ切れなかった印象。しかし、こちらもシーズン中にパッツイーニ、ラノッキア、そして長友と若くて有望な選手を獲得。来シーズンもミランと優勝を争うと思います。
このミラノの両チームに比べ、かつて優勝を争ったローマ、ユベントスは確実に戦力ダウン。ローマは新戦力の台頭が無く、ユーベはマトリ、クラシッチらが加入したものの全体的にメンバーは小粒に。両チームとも来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権は難しい状況ですが、これからしばらくは両チームとも目標はスクデッドではなく「チャンピオンズリーグ出場権」になりそうですね。
