Dreamzone

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2016年のアイドル界を振り返る・歌手編

 今年もあとわずかということで、例年通り今年のアイドル界を振り返りたいと思います。まず今回は歌手編。
 アイドル界に対してはこの数年「江戸時代」という表現を使ってきましたが、その時代でも最も華やかで百花繚乱な「元禄時代」は過ぎつつある印象です。相変わらず新しいユニットは登場するものの、それと同時に解散・活動休止になるユニットも多い。幸い、今年は私の推しのユニットは解散・活動休止のケースはありませんでしたが、9nine川島海荷さん卒業、さんみゅ〜は長谷川怜華さん卒業、そして夢アドは小林れいちゃんが体調不良のため活動休止といろいろありました。
 現在の歌手系アイドルを思うと、AKB系(&坂系)とそれ以外のアイドルの「貧富の差」が拡大しつつある印象もあります。人気、知名度、セールス、すべての面において。特に今年は欅坂46が本格始動して、AKB系(&坂系)の占めるパイの割合が増えた印象。老舗のハロプロ系、そしてももクロを筆頭としたスタダ系はそれなりの人気・知名度・セールスがありますが、それ以外のユニットは軒並み苦戦している印象があります。私の推しのユニットでも、さんみゅ〜は今年はシングルCDのリリースが無く、つりビットは夏以降は配信リリースのみ。まあ、このあたりは音楽ビジネスの中心がパッケージソフトから配信に変わりつつある過渡期ということもあるかも分かりませんが。
 ともあれこうしたアイドル界の「二重構造」はこれからも続く気がします。そして数年後には「アイドル明治維新」と呼ばれるような状態が到来する気がします。それがアイドル界にとって良いことか悪いことかは今は分かりませんが。