Dreamzone

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2013年のアイドル界を振り返る<歌手編>

 今年も残りあとわずかという事で、例年通り今年のアイドル界を数回に分けて振り返っていきたいと思います。
 個人的に今年の歌手系アイドルで1番ショックな出来事はやはりBRIGHTの解散。改めて現在の音楽界では楽曲とパフォーマンスのクオリティの高さとセールスは関係ないということが痛感させられたし、「努力は必ず報われる」というどなたかの言葉は理想論にすぎないという事も痛感させられました。
 さて、昨年、一昨年と年末にアイドル界を振り返った際、「今年がAKB(系列ユニット含む)のピーク」みたいなことを書きましたが、2年連続そのコメントは間違いだったようです(^^;)。今年のAKBはアイドル史上初のドームツアーを実現。セールスの連続1位&ミリオンも継続中。昨年の前田敦子さんに続き、篠田麻里子さん、板野友美さん、河西智美さんら初期メンバーの多くが卒業しても勢いが途絶える気配がない。本当にAKBはジャニーズ同様「千年王国」を築きつつある印象があります。
 また、今年はモーニング娘。を筆頭としたハロプロのユニットが再浮上しつつある印象もありますが、近年のモーニング娘。が「スキル指向」のユニットとして認識されるケースが多いのは個人的に隔世の感があります。正直、デビュー当時のモーニング娘。は当時「スキル指向」だったMAXやSPEEDに比べて「素人芸」(^^;)という印象が強かっただけに。
 その他のユニットの印象としては、「戦国時代」という空気に合わせたのか、はたまた多すぎるユニットの中で個性を出すためか全体的に「過激さ」を売りにするユニットが増えてきた気がします。まだ「乗り込み乗っ取り」のベビレや「生意気」のチキパあたりは「やらされてる感」(^^;)がアイドル的ともいえますが、BiSやアリス十番あたりになると正直「アイドルって呼んでいいの?」と思ったりします。
 ただ、以前ネットで今のアイドル界は「戦国時代」ではなく「江戸時代」と言っていた方がいましたが、私もその見方が正しい気がします。圧倒的な力を持つAKB系という「絶対君主」に支配されているものの、他のアイドルもそれなりに活動することを許されているし、それぞれのファンもそれなりに楽しんで生きている。その点、「ジャニーズ以外は存在することすら許されない」という印象の強い男性アイドル界に比べれば女性アイドル界は「平和で健全な世界」と言えるかも判りません。