１１日に起こった大地震以降、エンタテイメント関係のイベントの中止が続いてます。かくいう私も、先週末は近所の西宮ガーデンズで行われる予定だった9NINEとトマパイのイベントに行く予定でしたが、どちらも中止に。まあ、先週末のイベントに関しては余震の恐れや交通機関が完全復旧してなかったことを思うとやむおえなかったと思います。ただ、今週になっても多くのイベントが自粛傾向にあり、特に地震とは直接関係ない西日本でのイベントの中止が目立つのは個人的にいかがなものかと思います。
これは、16年前の阪神大震災の被災者としての意見でもありますが、16年前を思い出すと、震災が起こったのは1月17日。その後最初に行ったイベントはいつ、誰のものだったのか調べてみると、1月26日に大阪で行われた松田樹利亜さんのライブでした。震災からわずか9日後で、改めて自分でも驚いてます。まあ、大阪は震災の被害が少なかったということもありますが、まだこの時点では私の住んでいる近くの交通機関は復旧してなかったはずで、どうやって会場まで行ったのか記憶に無いです。ただ、当時の記録を読み返してみると、「震災のストレスが解消された」と書いているし、このライブが震災直後の自分にとって精神的に大きなプラスになったのは間違いないです。
またプロレスファンの方なら、震災の2日後の1月19日に大阪で行われた全日本プロレスの興行を思い出す方も多いと思います。私はこの興業は行ってないのですが、メインで行われた川田利明と小橋健太の60分フルタイムの激闘が、多くの関西のプロレスファンを勇気づけたのは今でも語り草となってます。
無論、現実的に現在の東北地方での興業は不可能だし、関東でも電力の問題もあり大きなイベントの開催は難しいと思います。ただ、こんな状況だからこそ、好きなアイドル、好きなアスリート、好きなお笑い芸人の姿を見て元気づけられたいという人々は多いと思います。例えばＡＫＢ４８の横浜アリーナのコンサート中止は電力の問題もあってやむおえないと思うけど、演者も観客もほとんど関西在住のはずのＮＭＢ４８のライブが中止になるのはちょっと過剰反応じゃないかと。なんでもかんでも中止するよりは、↑の全日本プロレスの興行のようにチャリティーイベントとして開催して募金をつのるほうがよっぽど有意義じゃないかと思います。
