それにしても、本当に危ない試合でした。なんとか２−１での勝利。ロスタイム寸前の大黒の劇的なゴールがなければ、負けに等しいホームでの引き分けになるところ。一次予選初戦のオマーン戦と同じような展開の試合でした。開始わずか３分で小笠原のFKが決まった時はボロ勝ちになるかと思ったのですが・・・。この試合のキーになったのは選手交代。前半、北朝鮮は早めに２人交代させて試合の流れを自分たちのものにしたし、逆に日本は後半高原と中村を投入して流れを押し戻して、最後はやはり交代で投入した大黒が劇的なゴール。大黒はドーハの時の中山のような存在になれるかも。しかし、予選は結果がすべてとはいえ、この試合は勝利はしたものの、実力が下と思われていた北朝鮮に「やれる！」という思いを持たせてしまったのは誤算かも。特に後半の同点ゴールにいたるまではまるでアーセナルかと思うくらい、パスがキレイに通ってましたから。アウェイでのリターンマッチは周囲の状況も含めてかなる厳しい試合になりそうです。そして、この試合の内容・結果で、この試合前まで消えかけていた「欧州組（特に中田英）待望論」が再熱するかも。
