Dreamzone

<SINCE1999.7.29>ツイッターhttps://twitter.com/halftone7313

2012年前半のアイドル界を振り返る(3)近年の歌手系アイドルのイベントに思う

 とりあえず「歌手系アイドル」という言葉が自分でも違和感ありますが(^^;)、適当な言葉が見つからないのでこの言葉を使わせてもらいます。さて、最近の歌手系アイドルのイベントは以下の傾向が強い印象があります。
(1) イベントを個別メンバーで開催
(2) そのため、歌は無しでトーク&握手(サイン)のみ
(3) フルメンバーで歌ありのイベントでも、握手(サイン)は個別
 正直、「個別握手会」というのは
悪魔の発明(発想)」
 だと個人的に思ってます(^^;)。
 こういう傾向が強くなったのはあきらかにAKB48以降。以前は歌手系アイドルのイベントは、ユニットのメンバーが全員参加してミニライブの後に全員と握手会(サイン会)というのが当たり前だったはずですが。
 こういう傾向が強くなったのはひとえにイベントの効率化が理由。例えば5人組のユニットなら、メンバー全員なら同時に1か所しかイベントできないけど、個別なら同時に5か所イベントができる。また、メンバー全員と握手するためには同じ商品を人数分購入しなければならない。
 昔から複数枚数購入する熱心なファンは珍しくなかったものの、それはあくまでファンが自主的に行っていたことで、運営側が最初から複数購入を目論むのは商売としては解るとしてもやはり釈然としないものも同時に感じます。また、この手のイベントは熱心なファンの囲い込みには有効ですが、一見さんのファンを増やすことは難しい。無論、このあたりは以前にも書きましたが、近年のアイドル商売は「1万人に1枚づつCDを買ってもらう」から「100人に100枚づつCDを買ってもらう」方向にシフトしているからでもありますが。
 「女の子(達)が歌って踊る姿」を見ることが何より好きな私としては、こういう傾向はやはり不満ですね。私にとって握手やサインというのは「イベントのおまけ」みたいなものですから。