今日取上げるのは、前回のファイナリストのイタリアとフランス。
まず、連覇を目指すイタリアですが正直状況は厳しいかと。前回の優勝からほとんどレギュラーに新顔がおらず、相変らずのベテラン頼り。更に、かつてのバッジオ、デルピエーロ、トッティのようなイザという時に頼れるエースもいない。まあ、「アマウリの帰化」という奥の手（？）も無い事は無いですが。バロデッリ、ロッシ、ジョビンコ、サントンといった若手がこの１年で急激に生長して現在のレギュラー陣を脅かすようにならない限り、かなり見通しは暗いですね。もっとも、ブラジル同様前評判が悪い時ほど結果を出すのがイタリアだし、伝統の勝負強さでベスト８以上は行けると思うのですが。
前回準優勝のフランスは、イタリアより更に厳しい。こちらはイタリアと違い、ベンゼマ、ナスリ、グルキュフら若手が台頭してメンバー的には問題ないのですが、最大の問題はアルゼンチン同様監督(^^;)。２年前のユーロはグループリーグ敗退、今回の予選もプレーオフに回ったうえアンリの「神の手」(^^;)でようやく出場決定。正直言って、なんでドメニクがいまだに監督を続けているか疑問。まあ、選手と監督のウケはいいみたいですが(^^;)。もしデシャンやブランが監督なら上位進出も狙えると思いますが、ドメニクが監督なら良くてベスト８、悪くすればグループリーグ敗退の可能性も充分あるかと。
