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サッカー・W杯出場主要国プレビュー(1)

 というわけで、2010年サッカーW杯の組合せ抽選会まであと1週間を切りました。そこで、今日から数回に分けて出場主要国に対して個人的に思うところを書いていきたいと思います。まず今回はブラジル、アルゼンチンの南米2強。
 個人的にブラジルは今大会の優勝候補No.1。W杯予選、コパアメリカ、そして今年行なわれたコンフェデ杯すべて安定した戦いぶりで結果を残してます。ただ、いまのセレソン(ブラジル代表)は一般の方々がイメージする「華麗なテクニックで相手を粉砕」するチームではなく、どちらかというとイタリア的(?)な「堅守速攻」のチームだと思います。現監督のドゥンガが主将として優勝した'94年W杯のチームも「ロマーリオベベットの2人で攻めて、残り9人で守る」という印象のチームでしたが、現在のチームも「カカ、ロビーニョファビアーノの3人で攻めて、残り8人で守る」という印象が強いです。ブラジル国内でも「面白みに欠ける」という声が多いようですが、「安定感」という点では間違いなく今大会参加の32チーム中1番。また、ブラジルは過去上記の’94年のアメリカ大会、そして'02年のKOREA/JAPAN大会と「初めてW杯が開催される大陸」では確実に優勝してるので、このジンクスからして初のアフリカ開催である南アフリカ大会も優勝する可能性は高いと思います。 
 ただ、逆にもうひとつ気になるジンクスも。ブラジルは優勝した'94年、'02年は大会前の評価は高くなく、逆に大会前の評価が高かった'82年スペイン大会、そして前回のドイツ大会は優勝を逃してます。果たして今回はどちらのジンクスが生きているか・・・・
 続いてアルゼンチンですが、この国の代表の最大の欠点は言うまでも無く監督(^^;)。経験不足のうえ戦術も戦略も無いマラドーナの元では、とてもじゃないけど上位進出は望めない。選手個々の力量でグループリーグは突破できても、それ以上は厳しいかと。また、もうひとつの不安材料がDF陣、特にサイドバックの人材不足。攻撃陣はメッシ、アグエロテベスイグアインら人が余り気味なのに、サイドバックは未だにベテランのサネッティエインセらに頼るケースが多い。それもあって、アルゼンチンの攻撃は前の選手だけで行なわれて、サイドバックの攻撃参加が少ない印象を受けます。「監督交代」「新たなサイドバックの発掘」が無い限り、本大会でのアルゼンチンは良くてベスト8止まりかと思います。