‘８２年大会以来Ｗ杯でもユーロでも優勝を逃してきているイタリア。近年は万年優勝候補止まりというイメージもあります(^^;)。
さて、イタリアといえば「カテナチオ」に代表されるように守備的なイメージが今まで強くありました。しかし、‘００年のユーロ決勝ではフランスに後半ロスタイムに追いつかれ、延長ゴールデンゴール負け。’０２年Ｗ杯ベスト１６では韓国に後半終了間際に追いつかれ、やはり延長ゴールデンゴール負け。最近のイタリアは「勝ちきれない・守りきれない」イメージが定着しつつありました。
そういうこともあり、現在のリッピ監督は従来のイタリアサッカーのスタイルを攻撃的に変換。ジラルディーノ、トニといったＦＷも成長してこの路線変更は成功して、予選やテストマッチでも好成績を収めてます。特にＦＷは前記の２人以外にもデルピエーロ、インザーキといったベテランも健在で、充実度はかなり高いです。
逆に現在のイタリアは守備の選手層がやや薄い。特にレジスタ（ボランチ）のピルロ、ＣＢのネスタ、カンナバーロ、ＳＢのザンブロッタは万一ケガや出場停止になると、控えプレーヤーとはかなりの差がある。この点が今回のイタリアの最大の不安材料だと思います。
