Dreamzone

<SINCE1999.7.29>ツイッターhttps://twitter.com/halftone7313

あらためてなでしこジャパンの五輪予選敗退に思う

 なでしこジャパンの五輪予選敗退に関してはすでに様々なメディアで語られているように、(1)長期間におけるメンバー固定の弊害(2)澤不在(更に代役の宇津木の不在)のの2つが大きかったと思います。
 まず、(1)についてですが、「勝っているチームはいじるな」は勝負事の鉄則ですが、それも長く続くとチームの高齢化&マンネリ化が起こるのも事実。現に男子W杯でも'02年のフランス、'10年のイタリア、'14年のスペインと直近4度の大会で3度まで前回優勝国がグループリーグで敗退しています。
 それでもここまでなでしこジャパンが好成績を続けてきたのは、澤が精神的・戦術的な支柱であり続けてきたことが大きかったのですが、澤が予選前に突然の引退。そして、少なくとも戦術的にはある程度澤の代役が期待できた宇津木が今回怪我(?)で不在。結局最初から最後までチームが精神的にも戦術的にもまとまらなかった感があります。
 ともあれ、これからのなでしこジャパンは'19年のフランスW杯、そして’20年の東京五輪に向けて新たなスタートを切らないといけません。幸運にも'20年の五輪は開催国で予選免除。同じように'02年のW杯が予選免除だった際、当時のトルシエ監督は’02年から逆算して早い時期から小野、稲本といった当時の若手を重用。その結果、彼らは'02年のW杯の主力となり、日本男子初のグループ突破を決めました。同じように次期監督に予想される高倉麻子さんには、現在彼女が率いるU−20女子代表をベースとした若い世代を中心に新たななでしこジャパンを作ってほしいです。そのメンバーに以前にも名前を挙げた岩淵、横山ら今回の予選で活躍した若手をプラスして、東京五輪ではメダルを目指してほしいです。