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サッカー・W杯を振り返る(2)改めて日本代表について思うこと

 本当ならグループリーグ敗退が決まってすぐに書くべき話題ですが、W杯終了後に持ち越してしまいました。
 さて、今回の日本代表の敗退についてはネット等では「自分たちのサッカー」というフレーズが議論の的になっている印象があります。この「自分たちのサッカー」というのは「攻撃的サッカー」「パスサッカー」「ポゼッションサッカー」と言っていいと思います。
 正直私も昨年のベルギー戦の勝利やオランダ戦の引き分けを受けて、「打ち合いに持ち込めば勝機はある」と思っていたのですが、その目論見は甘すぎた(^^;)。「打ち合い」に持ち込むところまで持ち込めず、改めて「テストマッチ」と「本番」の差というのを痛感させられました。
 既にニュースでは次期代表監督に元メキシコ監督のアギーレが決定的と言われてますが、新監督を決定する前に改めて「自分たちのサッカー」=「日本のサッカー」を見つめなおす必要があると思います。すなわち、何年(何十年)かかっても「自分たちのサッカー」を追い求めるのか、それとも日本のサッカーは世界的には「弱者」だということを認めてW杯では「弱者のサッカー」(前回の南アフリカ大会のような)を実行するのか。端的にいえば、前者は「理想論」で後者は「現実論」と言えるでしょう。個人的には、日本のサッカーの世界におけるレベルを思えばW杯で「ドン引きカウンター狙い」の戦術を取るのは間違ってないと思います。
 前大会優勝したスペインですら、「自分たちのサッカー」で世界の頂点に立つまで何十年もかかった。オランダも「自分たちのサッカー」を続けていまだ世界の頂点に立ってない(今大会のオランダはちょっと色合いが違いましたが)。そういう意味で、サッカー協会もサポーターも、日本のサッカーに関わるすべての人々が今大会の惨敗を受けて「自分たちのサッカー」考え直して、改めて4年後のロシア大会に向けての日本サッカーの進む道を考えるべきだと思います。