Dreamzone

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自粛列島

 先日のブログの続きになりますが、相変わらずと言うかますます全国的なエンタテイメントイベントの中止が続いてます。今週末の関東近郊のイベントの中止はやむおえないとしても、地震の影響の無い関西でも、千里セルシー、あべのHOOP、西宮ガーデンズといったイベントスペースでは今月開催予定だったイベントすべてが中止になってます。
 特に、ジャニーズ、ハロプロ、AKB系、avexといった大手の「過剰反応」が目につきます。このあたりは今月全国で予定されていたでほとんど(すべて?)のイベントを中止。ことにavexは、アイドリング!!!所属の橘ゆりかちゃん、倉田瑠夏ちゃんの2人を活動自粛と言う中途半端な状況に(http://blog.fujitv.co.jp/idoling/E20110316002.html)。今こそ、2人を含むアイドリング!!!関西組による「負けへんで」を日本のすべての人々に対して発信すべき時なのに。また、BRIGHTも来週大阪・神戸・京都で行われる予定だったライブが中止に。先週末東京で予定されていたライブが中止になったのはやむおえないと思いますが、地震から10日以上たった、それも地震の影響がまったくない関西でのライブまで中止というのはやはり「過剰反応」じゃないかと。先日のブログにも書いたように、阪神大震災のわずか9日後には震災地に近い大阪で既にライブが行われていたことを思うと、今回の「過剰反応」さを改めて痛感します。
 、多くのイベント中止理由が「被災者の方々の心情を考慮して」となってますが、再び16年前の被災者として意見を言わせてもらうと、正直被災者にとってはよその場所でイベントが行われようが、中止になろうが全く関係ないです。大事なことはその日の食事であり、その日の寝る場所であり、はるか遠くでで行われているイベントのことなんて全然頭の片隅にもないはず。いわゆる「同情するなら金(物資)をくれ」状態。はっきり言って大阪でBRIGHTやNMB48がライブをしようがしまいが、被災者には全然関係ない事。それが、被災地とは関係ない全国的なイベントの自粛傾向というのは、「横並び意識の強さ」という日本人の悪しき性質の現れのひとつにすぎないんじゃないかと思います。
 今回の自粛ラッシュを見ると、エンタテイメント業界自体が「エンタテイメントを日常生活に不要なもの」とみなしている印象を受けます。自分たちの仕事に誇りを持っているなら、堂々とイベントを開催するべき。そのうえで、募金を募るなどの被災地支援を行うべきだと思います。