Dreamzone

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仮面ライダーW

 今日で最終回の↑のドラマ。リアルタイムで「昭和ライダー」を見てきた私としては、「平成ライダー仮面ライダーじゃない!」というのが基本スタンスなのですが、「W」は文句なしに面白かったし、個人的に平成ライダーのベストだと思います。
 私が「平成ライダー仮面ライダーじゃない!」と言うのは、あまりにも「作品観」が「昭和ライダー」と違いすぎるというのが最大の理由です。そもそも「仮面ライダー」というのは「悪と戦う正義のヒーロー」というのが絶対的な定義なのに、平成ライダーはそのあたりが曖昧な作品がほとんど。それだけでなく、「何が善で何が悪かはっきりしない」「敵の存在がはっきりしない」「そもそも主人公が何故変身できるのははっきりしない」等すべてにおいて曖昧な作品が多い。このあたりは間違いなく「エヴァンゲリオン」の悪影響だと思います。
 その点、今回の「W」は前作の「ディケイド」で平成ライダーに一区切りつけたこともあり、「仮面ライダー」の原点に戻った作品だったと思います。主人公は疑いなく「正義のヒーロー」だったし、「園咲ファミリー」「財団X」といったはっきりとした「悪の組織」が登場。ちゃんと「悪と戦う正義のヒーロー」として「仮面ライダー」を描いたのは平成ライダーで初めてじゃないでしょうか。5歳になる私の甥も毎週楽しみに見ていたようですが、久々に「大人から子供まで楽しめる仮面ライダー」だったと思います。今さらながらやはり評判のいい映画(「AtoZ」)も見に行きたくなりました。
 あと、アイドルファンとしては情報屋のクイーン&エリザベスとしてAKB48の板野友美ちゃんと河西智美ちゃんの2人が準レギュラーとして出演してたのも重要でしたが、1年前にオファーした時は番組スタッフもここまでAKB48がブレイクするとは思わなかったでしょうね。そのため、終盤はほとんど出番は無かったのですが、ラスト3話は数シーンながら登場してくれたのは嬉しかったです。