ロシア３−１オランダ
この試合もまた予想外の展開と決末。グループリーグの戦いぶりからして、戦前はオランダ圧倒的有利の予想。しかし、試合は終始ロシアが押し気味の展開。本当に、アルジャーヒンが復帰してからロシアは全然別のチームになりましたね。そんなロシアが後半１０分、パブリチェンコのゴールで先制。ホント、アルジャーヒンとパブリチェンコの２人は現時点で大会最高の２トップかと。そのままロシアが逃げ切るかと思ったのですが、試合終了５分前にこの試合ほとんどボールが渡らなかったファンニステルローイがヘッドでゴールを決めてオランダが同点に追いつき、延長戦突入。延長はロシアがやや攻め疲れたのか互角の展開でしたが、後半５分アルジャーヒンのパスからトルピンスキーがゴールを決めてロシア勝ち越し。更に１０分にはアルジャーヒンが自らゴールを決めてダメ押し。本当にアルジャーヒンはスゴイとしか言いようが無い。結果、ロシアが勝利して準決勝進出。
グループリーグで絶好調のチームが決勝トーナメントでコロリと負けるのはW杯やユーロでよくあるケースですが、今回のオランダはまさにそのパターン。オランダはグループリーグが「死のグループ」ということで、グループリーグに最初からピークを合わせざるおえず、逆にロシア（ヒディング）はアルジャーヒンが復帰するグループリーグ３戦目以降にピークを合わせてきたのかも。ともあれ、この試合に関しては内容的にもロシアが完勝。そして、準々決勝はここまでの３試合、すべてグループリーグ２位のチームが勝利。今大会、１位のチームはすべて２連勝で突破を決めて、最終戦は主力を休ませて休養充分なはずだったのですが。そうなると、今夜のスペインｖｓイタリアはイタリアが勝つ？
