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サッカー・欧州選手権ファイナルプレビュー

 いよいよ今週末より、W杯に次ぐサッカーの一大イベント欧州選手権が開幕。というわけで、改めてグループリーグ展望と、優勝争い、得点王争いの予想を書きたいと思います。
A組:スイス、ポルトガルチェコ、トルコ
 ここはポルトガルチェコの2強という見方が強いですが、ポルトガルは「決定力不足」という伝統の弱点があるし、ネドベドが引退、ロシツキーが欠場のチェコは明らかに4年前より力は落ちている。その点で伝統的に「可も無く不可も無い」イメージの(^^;)開催国スイスに充分チャンスあり。ここはポルトガルとスイスかと。
B組:オーストリア、ドイツ、クロアチアポーランド
 ここは今大会1番の無風区。ドイツ、クロアチアでまず決まり。ホームのオーストリアには頑張りを期待したいですが、あまりにも力の差がありすぎる。ここ数年「予選は強いけど本大会は弱い」(^^;)というイメージの強いポーランドもノーチャンスかと。
C組:イタリア、フランス、オランダ、ルーマニア
 今大会1番の死のグループルーマニアが落ちるというイメージが強いですが、2大会前はドイツ・イングランドを退けてグループリーグ突破した実績もあり侮れない。予想は本当に難しいですが、イタリアは前評判が悪い時ほど結果を残す(’82年、‘06年W杯など)というジンクスがあるので、評価の高い今回は逆にダメな気がします。一応、フランスとオランダが抜けるんじゃないかと。
D組:ギリシャ、スペイン、スウエーデン、ロシア
 ここは「裏」死のグループ。実力的にはスペインが抜けてる感があるものの、この国は伝統的に「勝ちきれない」イメージがある。前回王者ギリシャ、大舞台で安定した成績を常に残すスウエーデン、そしてヒディング率いるロシア、全チーム可能性がある。それでも、スペインが2位以内に入れないとは思えないし、もう1チームは過去2回のW杯で韓国、オーストリアといった弱小国を決勝トーナメントに導いたヒディング率いるロシアかと。
 次に優勝争いの展望。予選での戦いぶりからしたら、安定感で1番はドイツかと。過去2大会はまさかのグループリーグ敗退という結果に終わっているだけに今大会に賭けるモチベーションも高いかと思います。本命ドイツに対して、対抗は↑に「勝ちきれない」と書いたスペインを敢えて上げたいと思います。サイドアタックを重視する近年のサッカーに反して、トップ下にゲームメーカータイプのプレーヤーを4人揃える「究極のポゼッションサッカー」を目指すスペインがどこまで戦えるか注目したいです。
 最後に得点王争いの最有力候補はチームも優勝候補1番手に推したドイツのクローゼ。対抗は、やはりトーレス、穴はあえてロナウドと予想します。