Dreamzone

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2006年前半のアイドル界を振り返る(4)フットサル編

 昨年末にスフィアリーグがスタートし、今年は数大会が開催され、そこから派生したグッドウィルカップも今月開催。今年に入ってフットサルが「アイドルの仕事」のひとつとして本格的に確立しつつある感があります。
 しかし、その一方で昨年から不安視されていた「傭兵問題」が深刻化している感があります。その最大の象徴がTEAMdreamの宇津木めぐみちゃん。彼女が入ってからのTEAMdreamはスフィアリーグ3大会で準優勝・優勝・優勝という結果。一気に弱小チームから強豪チームに変身しました。しかし、めぐみちゃんのあまりにも高すぎるレベルにガッタスファンを中心にしらけた雰囲気が蔓延しつつあるのも事実。「小学生の大会にロナウジーニョが混じっている」とまでは言わないものの、私が見た限りでも彼女の実力が飛び抜けすぎてるのは確か。彼女が本気でミドルシュートを撃ちまくったら、TEAMdreamは1試合で5点でも10点でも楽に取れるというイメージ。まさに「BUBUKA」で書かれていたように「武器の使用がOK(傭兵は1チーム1人まで)でも、核兵器を使ってもいいのか?」という表現がぴったりかと思います。無論、今回のグッドウィルカップのように、勝負事ゆえTEAMdreamが予選敗退というケースもありますが、今後のアイドルフットサルにおいてTEAMdreamが圧倒的優位な存在なことには変わりない。以前例えたように、プレミアリーグにおけるチェルシーのように。
 だからと言って同じく「BUBUKA」に書かれていたように「宇津木をクビにしろ」という意見も納得できない。タレント志望の女の子が、フットサルの実力を武器に芸能界で活躍しようとするのをジャマする権利は誰にもないと思います。ただ、現状のままではスフィアリーグの今後に課題を残すのも確か。いっそ、現在のガッタス中心のスフィアリーグから、TEAMdream中心のスフィアリーグに転回し、「打倒!TEAMdream!、打倒!宇津木めぐみ!」をテーマにするしかないかも。しかし、そうなると現在のスフィアリーグの90%以上を占めるガッタスファンの反発は必至だし、TEAMdreamにそういう「ヒール的」役割を負わすのも忍びない。結局は以前に書いたように、TEAMdream以外のチームの選手が宇津木めぐみちゃんに匹敵する実力を持つようになるか、彼女を抑えるような戦術を開発するか以外には解決法が無いと思います。ただ、どちらも難しく、時間がかかると思いますが・・・。
 「傭兵問題」のもうひとつの現象として、元CHOOP(現チャクチャク)のエースだった小由里さんのXANADU加入と、それに伴うXANADUの「1試合傭兵複数起用」が上げられます。もっとも、「1試合(1チーム?)に傭兵は1人だけ」というのは明文化されてない紳士協定のようだし、XANADU(ホリプロ)としては小由里さんや松本美佳里ちゃんは「アッコにおまかせ!」に出演している立派なタレントと言い切るつもりかも知れませんが。
 スフイアリーグの今後の課題としては、こんな「傭兵問題」にどう落とし所をつけるかでしょうね。宇津木めぐみちゃんほど力がありすぎると「強すぎるボスキャラ」のようにゲームバランスを崩しているのも確かですから。ただ、個人的にはめぐみちゃんや松本美佳里ちゃんのように、アイドルとして十分通用するビジュアルの持ち主ならスフイアリーグに参加するのは全然OKだと思います。むしろ、今後のスフィアリーグは「人気アイドル(タレント)がフットサルをする大会」より、「フットサルを通じて新たなアイドル(タレント)を生み出す大会」に姿を変えるほうが正しい気もします。現在ではその「新たなアイドル」の最有力候補がめぐみちゃんということで。とりあえずavexにはめぐみちゃんにフットサル以外の芸能活動をさせてほしいですね。やはり最初はグラビアから。いきなり水着とは言わないから、ヘソ出しタンクトップ&ショートパンツくらいの露出度でいいので。