この日最大の注目はやはり女子レスリング。吉田、伊調妹が金メダル、伊調姉が銀メダル、そして浜口京子が銅メダルと見事な結果。戦前の「全階級金メダル」なならなかったものの、五輪初採用種目でこの結果というのは本当に見事としか言いようが無いです。これで女子柔道を合わせると、実に今大会の女子格闘技種目で１１階級中金メダル７個、銀メダル２個、銅メダル１個という素晴らしい結果。「大和撫子強し！」を世界中に印象付けた五輪と言えると思います。
しかし、やはりプロレスファンとしては残念なのは浜口京子が金メダルを取れなかったこと。無論、銅メダルも十分素晴らしい結果なのですが、できればアニマル浜口（あえてこう呼ぶ）には「金メダリストの親父」になってほしかったです。そして、今後の浜口京子の動向も注目。このままアマレスを続けて北京でリベンジを果たすのか、それとも皆の想像通りメダルを手土産に女子プロレスに参戦するのか。ただ、正直現在の女子プロレス界が浜口京子というスーパースターを生かしきるだけの力が無いという感がするのも確か。個人的には彼女には「女子の本格的総合格闘技」を立ち上げてほしいのですが。
