いよいよ今週末よりサッカーＷ杯ブラジル大会が開幕。
まず優勝争いですが、地元ブラジル優勝の予想が今のところ有力。ただ、ここ数十年を振り返っても、ブラジルが優勝した時は'９４年といい'０２年といい前評判が低い時が多い。また、「地元優勝」というケースも’９８年のフランスくらいしかない。また、Ｗ杯前年のコンフェデ杯で優勝したチーム（昨年はブラジルが優勝）は、ピークがそこにきて結局Ｗ杯で優勝を逃すというジンクスがある。
そういうわけで、私が優勝候補の１番手に推すのはブラジルの最大のライバルであるアルゼンチン。そろそろメッシがマラドーナのように「伝説」を作るんじゃないかと。優勝争いはそのアルゼンチンを軸に、やはり地元ブラジル、そしてウルグアイ、コロンビアと南米勢の争いになりそう。前回優勝のスペインはさすがにチームのピークが過ぎた感があるし、ドイツはケガ人が多い。
得点王はスアレスを１番手に推したかったのですが、大会直前の怪我で微妙なところ。過去にもストイチコフ、シュケルといったダークホースが得点王を取ったことがありましたが、今回もマンジュキッチ、ゼコといったダークホースが得点王を取るかも。
最後に日本代表の展望を。昨年グループ分けが発表された時から「何とかなりそう」という空気が強い印象ですが、この「何とかなりそうという空気」が８年前のドイツ大会前を思い出してちょっと不安なところ。日本のグループリーグ突破の可能性は「甘く見て」５０％といったところでしょうか。やはり、何といっても「初戦必勝」がすべて。過去のＷ杯を振りかっても初戦に負けたチームがグループリーグを突破したケースは前大会のスペインなどほんのわずかですから。
