バイエルン・ミュンヘン3−0バルセロナ(2試合合計7−0でバイエルン勝ち抜け)
しかし、1stレグ同様この試合も予想外のワンサイドゲームとなった試合でした。
1stレグはアウェイとはいえ0−4と大敗したバルサ。このホームの2ndレグは猛攻を仕掛けなければいけないはずでしたが、先発メンバーに負傷のためメッシの名前は無し。そして、試合の展開も予想以上にアウェイのバイエルンペース。前半は両チームとも無得点だったものの、後半立ち上がりにロッベンが見事なミドルシュートを決めてバイエルン先制。前半は相変わらずエゴイスティックなプレイでチャンスを潰していたロッベンでしたが、決める時はさすが。これでバルサが勝ち抜くためには6点が必要となり、試合はほぼ決まり。更にバイエルンはバルサのオウンゴールとミュラーのシュートで追加点。遂にメッシの出番もなく、終わってみればこの試合もバイエルンが快勝。2試合合計7−0の大差で決勝進出を決めました。
戦前からバイエルンやや有利と予想してましたが、ここまでの大差は本当に予想外。2試合続けての快勝は「実力の差」としか表現しようがない。バルサの前監督のグアルディオラはバルセロナを「メッシという稀代のストライカーの能力を最大限に生かす」チームに仕上げ、2度のUCL王座を獲得しました。しかし、同時にチームは「メッシのワンマンチーム」になってしまった印象もあり、メッシが不調・不在のこの2試合は完敗。
これで、決勝はドルトムントvsバイエルンの史上初のドイツ決戦。予想より早く欧州サッカーは「ドイツの時代」が復活したようです。