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アイドル戦国時代に思う(3)ももいろクローバーZ編

 いわゆる「アイドル戦国時代」の「戦国」をもっとも体現しているユニットといえるのがももクロZ。その活動は、まるで「AKB帝国」に対するゲリラ戦のよう(^^;)。
 今年に入ってから、そんなももクロZも各メディアに取り上げられる機会が増えた印象があります。ただ、このままももクロZがAKB帝国を破って「アイドル戦国時代」の勝者になれるとは思えない。正直、結局「ゲリラ屋はゲリラ屋」という印象なんですよね。
 ももクロZ風にプロレスで例えるなら、今の彼女たちはまさにFMWだと思います。プロレスファンの方々はご存じと思いますが、FMWといえば大仁田厚が起こした団体で、過激なデスマッチが1番の売りでした。しかし、結局そのデスマッチも過激さをどんどん増すものの、最終的にはファンに飽きられ団体は崩壊。今のももクロZの活動を見てると、やっていることはデスマッチに近い印象があります(^^;)。先日のZEPP TOKYOでの1日3回公演なんて、冗談抜きでデスマッチそのものじゃないかと。かつてのFMWのように、今は必死にパフォーマンスを行うももクロZのメンバーの姿がファンの心を打ってますが、パフォーマンスの過激さを競うだけでは必ずいつかは飽きられるんじゃないかと。
 更にはメンバーの精神的・肉体的な疲労の蓄積も心配。今のももクロZを見てると、数年後には甲子園を目指して精根使い果たした高校球児みたいな状態になってしまうんじゃないかと心配です。そういう意味では、早い時期にユニットを卒業した早見あかりちゃんは正解だったような気がします。
 個人的に、ももクロZは未来において「記録より記憶に残る」アイドルとして振り返られる存在になるんじゃないかと思います。