Dreamzone

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失われたディケイド(10年)、そして・・・

 今日放送の「ミュージックジャパン」はMCのPerfumeはじめ、モーニング娘。、AKB48、アイドリング!!!ももいろクローバーなど、出演がすべてアイドル系ユニット。とりあえず、前半のももクロ東京女子流スマイレージの自己紹介でのやりたい放題には苦笑しましたが(^^;)。
 思えば、SPEEDが解散を発表した‘99年から、Perfumeがブレイクした’08年までのディケイド(10年)は歌手系アイドルにとっては「失われたディケイド」だったと言えると思います。よく‘90年代前半が「アイドル(歌手)冬の時代」と振り返られるように、’00年代前半は「第2次アイドル歌手冬の時代」だったと言えるのではないかと。
 今まで何度も書いたように、’90年代の「冬の時代」を招いたのは’80年代後半のおニャン子クラブ秋元康氏)による楽曲の粗製乱造によるものでしたが、’00年代の「冬の時代」を招いたのは言うまでもなくハロプロつんく♂)による楽曲の租税乱造によるもの。ハロプロによって作られた「アイドルの曲はダサイ」というという世間のパブリックイメージがハロプロの衰退とPerfumeのブレイクによりようやく一層され、その流れにうまくAKB48が乗っかり、他のユニットも続きつつある印象を受けます。そうい意味では、今回の「ミュージックジャパン」の出演者からは本当ならモーニング娘。は外したほうが良かったんじゃないかと個人的には思いましたが(^^;)。
 それはともかく、こうして多くのハロプロ系以外のアイドル系ユニットが台頭してきて、シーンが華やかになり、選択肢が増えたのは嬉しい限りです。今はAKB48の1人勝ちになりつつある印象がありますが、他のユニットもそれぞれのカラーを発揮して存在感を示してほしいですね。そして、‘70年代〜’80年代半ばのような「アイドル(歌手)黄金時代」の再現を期待したいです。