最終節まで、優勝が決まらなかった今シーズンのセリエＡでしたが、インテルが勝利して見事にセリエA３連覇を果たしました。３連覇といっても一昨年はユーベの不正による剥奪による繰上げ、昨年はミランなどの有力チームが勝ち点マイナスからスタートという状況での優勝で、今シーズンの優勝は嬉しさもひとしおかと。ただ、シーズン途中まではぶっちぎり優勝しそうな勢いでしたが、後半はかなり失速。そして、セリエAでは３連覇したものの、チャンピオンズリーグでは今シーズンも早い時点で脱落。マンチーニ監督も一時辞意を表明したりしましたが、マンチーニではビッグイヤーは取れないというイメージも強く、去就も微妙かと。
このインテルに対して今シーズン期待を裏切ったのは同じミラノの籍を置くミラン。昨シーズンはビッグイヤーを取ったものの、かえってそのためシーズンオフは積極的な補強をせず、課題の世代交代も後回し。結局優勝戦線には全く絡まず、まだチャンピオンズリーグ出場権すら取れなかった。こちらもアンチェロッティ監督の去就も含めて、このシーズンオフは大胆な補強・若返りが必要かと。
逆に今シーズン結果を出したのはチャンピオンズリーグ出場権を得たローマ、ユベントス、フィオレンティーナ。ローマは「２位が定位置」というイメージもつきつつありますが(^^;)、今シーズンは終了間際までインテルに食いついてました。相変らずトッティ頼みのイメージもあるものの、もう少し選手層が厚くなれば来シーズンことスクデッドとビッグイヤーに手が届くかと。そして、ユーベもセリエBからの復帰でセリエAでの戦いが不安視されたものの、終わってみれば優勝戦線には絡まなかったものの目標であるチャンピオンズリーグ出場権は余裕で獲得。こちらも補強しだいでは充分来シーズンはスクデッドとビッグイヤーを狙えるかと。フィオレはミランの自滅に助けられたところはあるものの、来期は久々のチャンピオンズリーグ出場ということでどんな戦いを見せるか注目したいです。
