Dreamzone

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夜王

 「ロミオへようこそ、ジュリエット!」
 というわけで、今クールのドラマで1番のダークホースで現時点で1番面白かったのはこの今日最終回のドラマ。最初は岩佐真悠子ちゃんが出るということで、ビデオに録って後で彼女の出番だけ見るつもりでしたが、内容の面白さについついはまって毎週楽しみに見てました。
 このドラマにはまった最大の理由は原作が「ヤンジャン」掲載のマンガということもあり、ノリが極めてジャンプマンガ的ということです。主人公がいて、強大なライバルがいて、主人公には頼れる仲間がいて、ライバルには手ごわい部下がいる。そして、最終回はその主人公とライバルが手を組んでより強大な敵(演じるは「セーラームーン」のクインベリルでお馴染み、「悪の女王」を演じさせれば世界一(^^;)の杉本彩さん)と戦うという、まさに「燃える!」としか言いようの無い展開。最終回は主人公チーム(あえてこう表現する)とライバルチームが肩を並べて街を歩くシーンや、クライマックスで以前登場した「歌舞伎町四天王」(このネーミングもジャンプ的)が助っ人に登場するシーンなど、あまりにカッコ良すぎてに笑ってしまったくらい。ついでに書くと、ヒロインの香里奈さんはじめ、女性キャラの存在感の薄さもジャンプ的(^~;)。
 そして、このドラマを1番支えたのはライバル役を演じた北村一輝さんの好演(怪演?(^^;))。美形でキザでクールで計算高く独自の美学を持ち、同時に心の奥には熱いものを秘めていて、時には主人公の利になる行動を取る柔軟さもある。仮面を被ればまるっきり「ガンダム」のシャアというキャラでしたが、「敵にしたら恐ろしいが、味方にすればこれほど頼もしい男はいない」というジャンプマンガキャラに例えれば、ラーメンマンベジータ、あるいは伊達臣人か若林源三といったところでしょうか。ともあれ今クールのドラマでは最優秀助演男優賞の最有力候補かと。