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あらためて今回の女子W杯を振り返る

 まずは昨日の決勝戦から。サッカーにおいて「1点目が大事」というのは使い古された言葉でしたが、昨日の試合はまさにその言葉通り。開始僅か3分の失点で完全に日本はパニック状態になってしまった。男子に比べて「メンタルが強い」とい言われてきた女子代表ですが、さすがに決勝での開始直後の失点は大きかった。それも大方の予想を裏切る低いCKからのゴールで、決まった瞬間まさかのショートコーナーからゴールを決められたドーハの悲劇を思い出してしまいました。
 アメリカ相手には4年前の決勝では苦戦しながらPK戦に持ち込んで勝利、3年前の五輪決勝では1点差の惜敗でしたが、今回は5点取られての完敗。アメリカも世代交代が進んでないと言われてましたが、両者の差は広がってしまった印象があります。そのアメリカですが、予選リーグでの試合を見た限りではそんなに強い印象は無かったのですが、準決勝で優勝候補ドイツに、そして決勝では前回王者日本に快勝。完全に大会終盤に向けてピークを整えてきた印象です。
 日本代表に関しては、決勝での完敗を見ればやはり今大会は組み合わせに恵まれた感があります。逆ブロックに入ったドイツ、フランスに早い段階であたれば危なかった。準決勝まですべて1点差勝ち、しかも準決勝のイングランドは相手のオウンゴールでの勝利だったし。
 もちろん、それでも昨日も書いたように2大会連続の決勝進出で準優勝という結果は誇るべき結果。私も大会前のノルマはベスト4だと思っていたし。準優勝でも物足らなさを感じるのは男子のブラジル代表並みに贅沢な話だし、男子の日本代表では恐らく数十年は味わえないこと。ただ、来年の五輪はともかく、4年後のW杯、そして5年後の東京五輪を思えばさすがに今度こそ世代交代は必須。現在のレギュラーでその時期に20代なのは熊谷くらい、控えを入れても岩淵、山根くらい。今度こそ楢本、京川、横山らの世代、更にはU−17W杯で優勝した長谷川、清水らの世代の台頭を期待したいです。
 ともあれ今はお疲れ様でした>なでしこジャパン