Dreamzone

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思い出のアイドリング!!!その3

 アイドリング!!!といえば忘れてはいけないが番組MCのバカリズム升野さん。以前REDDEVILSさんもコメントされたように「アイドリング!!!で1番売れたのはバカリズム」というのは鉄板ネタですが(^^;)、升野さんがアイドリング!!!に与えた影響、「バカリズムイズム」は良くも悪くも大きすぎたと思います。
 アイドル番組でMCがアイドルに厳しい突っ込みをしたら、ファンはMCに対してブーイングするのが普通です。しかし、「アイドリング!!!」にという番組関してはむしろMCの升野さんのほうに声援が送られ、リアクションが悪ければメンバーにブーイングが起こるケースが多い。先日の武道館ライブでの升野さんも下ネタソングを歌ったり、アンコールの感動の場面に乱入して大暴れしたり、普通ならブーイングものなのにやはりファンからは大きな声援を受けてました。
 升野さんは常々「アイドリング!!!」という番組に対して、「アイドル番組」ではなく「バラエティ番組」だというような発言をしてました。そういう升野さんの笑いに対する真剣(すぎる)な姿勢が「アイドリング!!!」という番組、しいてはアイドリング!!!というというユニットのカラーを決めてしまった感があります。
 そういう升野さんの姿勢のもと、アイドリング!!!のバラエティ力はグングンとアップしたのですが、それがやがてアイドリング!!!といえばバラエティ対応力の高さばかり評価されるようになり、肝心の楽曲やパフォーマンスのクオリティの高さが語られることがほとんど無かった気がします。もし、升野さんがMCじゃなかったらアイドリング!!!の展開は恐らく変わっていたと思うし、今回の全員卒業というのも無かったかも。逆に、とっくに解散していた可能性も否定できませんが(^^;)。 
 アイドリング!!!のメンバーに対しては「知り合い」「同じ職場の人」みたいなそっけないコメントの多い升野さんですが、先日升野さんがMCを務める「バズリズム」に横山ルリカさんがソロで出演した時は「親戚の娘(が出演してる)みたいで照れくさい」とコメントしてました。多分これがシャイな升野さんの本音で、メンバーに対して「身内意識」みたいなものは強く持っていてくれていたと思います。
 ともあれ、升野さんの功罪は大きいとは思いますが、9年もの長い間アイドリング!!!に最初から最後まで付き合ってくれたことには感謝してます。今後も冠番組が増えれば、ぜひ卒業生をゲストで(できればレギュラーで)呼んであげてください。