Dreamzone

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2006年のアイドル界を振り返る(2)グラビア編

 今年のグラビアアイドルに関しては、前回の総論に書いたように「O−23&U−15」世代の活躍が目立ちました。逆にその中間の22〜16歳の世代がやや目立たず、昔は「現役女子大生」「現役女子高生」という肩書きがひとつのウリになってましたが、今はウリにならず。逆に、今1番ウリになる肩書きは「現役中学生」か「現役小学生」、そうでなければ逆に「OO大卒」になっている感があります。
 まず「O−23」世代では、この世代を引っ張っていったのは間違いなくほしのあきさん。彼女の成功が、O−23世代のグラビア展開を活発化させたと思います。優木まおみさん、堀田ゆい夏さん(ともに26歳)、安藤沙耶香さん(25歳)、相澤仁美さん(24歳)、工藤里紗さん(23歳)etc。ここに上げた娘はほしのさん以外は皆ここ1,2年にグラビアデビューした遅咲きの娘ばかり。こういう「Oー23」世代の台頭はアイドルファンの高齢化にリンクしたためと言われてますが、そうだとすれば今後もこういう傾向は続くと思います。
 一方の「U-15」世代で活躍が目立ったのは、しほの涼ちゃん、多田瑞穂ちゃん、倉田みなちゃん、鮎川穂乃果ちゃん、そして紗綾ちゃんはじめCHASEの3人etc。ただ、この「U-15世代」のグラビアに関しては今まで何度か書いたように、本来この世代の娘のグラビアはいわゆる着エロのカウンターとして登場したはずが、この世代の娘のグラビアまで着エロに走る傾向があるのは本末転倒としか言えないかと。それも、「Tバック中学生」泉明日香ちゃんが登場したら、直ぐに「Tバック少学生」三花愛良ちゃんが登場し、エスカレートぶりは止まる気配がない。正直、中学生や少学生にTバックを着用させる送り手のほうは感覚がマヒしてるとしか言い様が無いと思います。来年当たり、なんらか事件が起こって「U-15」の、いやグラビア界全体が自粛傾向にならなければ言いのですが。
 この両世代の間となる「O16〜U22」世代は、正直現在では「谷間の世代」となりつつあるイメージがあります。無論この世代でも今年のミスマガグランプリの倉科カナちゃん、ミスマガ日テレジェニックの2冠となった草場恵ちゃん、「尻ドル」の座を確立した秋山莉奈ちゃん、そして原幹恵ちゃん・南明奈ちゃん・高部あいちゃんのオスカーグラビア班トリオなど活躍の目立った娘はいましたが、上下の世代の活躍に比べるとややインパクト不足かと。
 今年のグラビア界のもうひとつの特筆すべきポイントとしては、やはり相次ぐAVへの転身。青木りんさんに始まり、範田紗々さん、果梨さん、そして発売は来年1月ですが櫻井ゆうこさん。彼女たちはいわゆる着エロ系のグラビアアイドルでしたが、元々着エロというのはヘアヌードに対するカウンター、すなわち「いかに見せないか」をテーマにしたグラビアアイドルだったはず。それがヘアヌードを突き抜けて一気にAVまで行ってしまうのはやはりこれまた本末転倒な感を受けます。ただ、こういう傾向もまた来年も続きそうですね。