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サッカー・女子W杯決勝

アメリカ2-0オランダ

 ファイナルの顔合わせは奇しくも前大会、今大会と日本を破ったチーム同士。試合は立ち上がりからやはり地力に勝るアメリカが攻勢。しかし、オランダはGKの再三のファインセーブもありゴールを割らせない。スコアレスで折り返した後半も同じような展開。しかし、15分ごろにVARでアメリカがPKを得て、それをラピノーが決めて先制。その後もアメリカが押し気味に試合を進め、25分ごろにラベルのゴールで追加点。これで勝負はほぼ決まり。オランダはチャンスらしいチャンスを掴めないまま試合終了。アメリカが勝利し連覇を果たしました。

 オランダは準決勝で延長戦を戦った影響もあったのか、完敗という印象。GKの再三のファインセーブがなければ5点くらい取られてもおかしくなかった。しかし、アメリカは本当に強い。これでこの3大会で準優勝、優勝、優勝。メンバーは違うとはいえ、2大会前になでしこジャパンPK戦まで持ち込んで勝利したのが今となっては信じられない。

 大会全体の総評としては、女子サッカーシーンが完全に「アメリカvs欧州」という構図になった印象。優勝はアメリカですが、他のベスト8はすべて欧州勢。前にも書いたように、準優勝のオランダを筆頭にスペイン、フランス、イングランドといった元々男子が強かった国々の女子が強くなってきた。「パワー・スピード・テクニック」の3拍子が揃ったチームでないと大会を勝ち抜けない印象。そういう意味では、どうしても「パワー」に欠けるなでしこジャパンが今後世界を相手にどう戦っていくか、大きな課題が明らかになった大会だったと思います。