Dreamzone

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私の愛したSUPER MONKEY'S

第5章:日比谷野音、晴れ

 「TRY ME」のヒットの余波か、SUPER MONKEY'Sは4月スタートのドラマ「湘南リバプール学院」に主演。サッカーのリバプールの大ファンである私にとってはメチャメチャ心惹かれるタイトルなのですが、残念ながら関西では放送なし。20年以上たった今も私にとっては幻のドラマです。

 さて、「TRY ME」のヒットに続き4月にリリースされた「太陽のSEASON」ですが、もともとこの曲はただの「SEASON」というタイトルで、2月に発売される予定でした。それが二ヶ月も伸びたのは「TRY ME」のヒットが関係者にも想定外のことだったのでしょう。 この「太陽のSEASON」のリリースを記念して、4月30日日比谷野外音楽堂でイベントが行われることとなりました。もちろん、私もこのイベントに参加すべく、再び東京へと向かったのでした。

 このイベントは、「太陽のSEASON」購入者はすべて参加できるというものでした。「TRY ME」がヒットしたので、充分人は集まるだろうとは思っていましたが、どれだけの人が集まるかは見当がつきませんでした。そして、開演1時間くらい前に日比谷野音に到着したのですが・・・会場をとりまく人、人、人。その時点で1000人は並んでたでしょうか?開演時には、キャパ3000人の座席はほぼ満員となりました。ほんの半年前の東京電機大学の学園祭のステージには、たった100人くらいしか集まらなかったのに、今私の目の目にはSUPER MONKEY'Sのために3000人近い人が集まっている。そんな満員の観客席を見ただけで、私は感動してしまったのでした。

 そして、イベントが始まりました。1曲目は彼女達がブレイクした記念すべきナンバー「TRY ME」。2曲目は新曲「太陽のSEASON」、3曲目は「愛してマスカット」。半年振りに見る5人のパフォーマンスは、ブレイクした自信からか半年前よりはるかにクオリティが上がっているように感じました。続いては、安室さん以外は引っ込み、他のダンサーが登場して、「MEMORIES」「ハートに火をつけて」のc/w2曲。2曲とも、大好きな曲なので、生で聞けて嬉しかったです。

 「ハートに~」を歌い終わった後、安室さんの「今日はゲストが来てます」との言葉の後に、ステージ上に登場したのは・・・なんと、MAX!。安室さん以外のメンバーで、別ユニットを組むという話は私も聞いていたのですが、既にユニット名もデビュー曲も決まっていたとは全然知らなかったのです。そういえば、この日の会場は野外なので、入場を待っている間リハーサルの音が聞こえていたのですが、他の曲はすべて知ってるのに、1曲だけ聞いたことのない曲がありました。それが、MAXのデビューシングル「恋するヴェルファーレダンス」だったのでした。今にして思えば、SUPER MONKEY'SとMAXが共演したステージというのは、この日最初で最後じゃないかと思います。

 MAXのお披露目も終わり、ステージに再び5人が揃い、ステージは終盤。まずは「ヒッパレメドレー」と題して、「Jugar Line」「人生変えちゃう夏かもね」「Masquarade」のメドレー。そして、最後は「TRY ME」「太陽のSESON」のメドレーで、イベントが始まった時はおとなしく座って見ていた観客も、最後は総立ちとなり、大盛り上がりでイベントは終了しました。

 この日の朝、東京の空は雨模様でしたが、私には必ず晴れるという確信がありました。なぜなら、私はそれまで過去2回日比谷野音のライブに行ったのですが、1度目は開演30分前まで雨、2度目は関東地方に台風が直撃した日だったにもかかわらず、2度ともライブ中は雨が降らなかったからです。そんな私の確信通り、開演時には日がさすようになり、まさに「太陽のSEASON」という状況になったのでした。